丹羽孝希(Niwa Koki)

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丹羽孝希選手について

このページでは元全日本王者、そして日本代表としても頼もしい戦績を残している丹羽孝希選手についての情報をまとめます。

所属と国籍

ご存知の通り、丹羽孝希選手は日本出身の選手です。1994年生まれで、出身地は北海道の苫小牧市です。

卓球選手だったお父さんの影響を受け、7歳でラケットを握ります。その後、黄金時代の真っ只中だった青森山田中学へ進学、そのまま青森山田高校へ進み、吉田雅己選手、町飛鳥選手といった同期に恵まれながら切磋琢磨し、めきめきと実力をつけていきました。大学はこれまた強豪の明治大学へ進学、2017年に卒業し、現在はスヴェンソンに所属しています。

主な戦績

2012年 ロンドン五輪日本代表
2016年 リオデジャネイロ五輪日本代表
主な成績:
・全日本卓球選手権大会:男子シングルス 優勝(2013年)
・全日本卓球選手権大会:男子ダブルス 優勝2回
(2011年、2013年)
・2016年 世界卓球選手権マレーシア大会 男子団体 銀メダル
・2016年 リオデジャネイロ五輪 卓球男子団体 銀メダル
・2016年 リオデジャネイロ五輪 卓球男子個人 ベスト8
世界ランキング:16位(2017年1月 現在)

プレースタイル

丹羽孝希選手のプレースタイルは左シェーク裏裏の、前陣速攻型です。

162cmと比較的小柄な体格ですが、それを補って有り余る超攻撃的なスピードのラリーとボールの鋭さがトレードマークです。

特に前陣で繰り出される強烈なカウンターと、時折見せるトリッキーなカットスピンレシーブは、大柄な選手の派手な攻撃を陥れて点数を取るという「柔(じゅう)能(よ)く剛(ごう)を制(せい)す 」を体現したプレースタイルといえます。

また、試合中は相手に余裕を与えないためにあえてポーカーフェイスを貫き、飄々と点数を重ねていく姿は一部で「なめプ(相手をナメてかかっているプレイ)」とも評され話題になっています。

実際に試合で対峙してみても、やはりポーカーフェイスで淡々と進められるとこちらの精神的な余裕がどんどん削られていき、カウンターやトリッキーなプレイなどをラリーに持ち込まれると、そのやりづらさはかなりのものになります。

最近では、戦術も多様になり、もともと得意だった攻撃型の選手はもとより、様々なタイプの選手に対して順応して対応できている印象が強く、今後もより強い卓球選手であり続けると思われます。

ここ最近の丹羽選手のベストバウトは、やはり世界卓球2017のオフチャロフ戦ではないでしょうか。

現在ヨーロッパ最強のディミトリーオフチャロフ選手(ドイツ)の強烈な両ハンド攻撃に圧倒されながらも、小柄な丹羽選手が要所要所で的確にカウンターを打ち込んでいくという手に汗握る試合でした。

用具と戦術

ダイナミックながらも繊細なタッチを要求される丹羽選手のプレーを支える用具は、VICTAS社にサポートされています。2017年まではバタフライ社のラケットとラバーを利用していました。

バタフライ用具時代には、ZLカーボン搭載の厚めラケット(アムルタート)にテナジー25といった、独特な用具選択もしており、こちらも「(テナジー05などを使うと)球質が似たようなものになってしまい、相手にやりづらさを与えるためにあえて(テナジー25を)使っている」と発言していました。そのほかにもインナーフォースZLC・ティモボルZLC(2010年頃)といった、トップ男子選手のオーソドックスな用具や、劉詩文(2011年頃)といったインナー素材×ZLファイバーといった安定性を高めた用具選択をしていたときもありました。

またVICTAS社との契約直前まではビスカリアを利用するなど、だんだん王道的な用具を選択するようになっている印象です。おそらく、技術やフィジカルで戦術をカバーできるようになってきたため、と推測されます。

VICTAS時代からはカルテットAFCやスワットパワーを使用し、カルテットAFCの中板を若干厚めにしてボールの威力を高めたモデルの「丹羽孝希」を利用しています。

ラバーについてはバタフライ時代はテナジー系でしたが、VICTAS契約後はV>15 Extraを両面に貼って使っています。感覚としてはテナジー64とテナジー05の中間的な性能を持ち、ボールのスピード中心の試合構成を行う丹羽選手にはぴったりなチョイスですね。

(2017年10月現在)

意外な一面

イケメンと称され、国内外にも「丹羽ガールズ」と呼ばれる女性ファンの多い丹羽選手ですが、実は乃木坂46の大ファンだと公言しています。なお、推しは白石麻衣さんとのことです。

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